特別研究発表会
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発表会は、3月の始めに物性と合同で、
ポスター発表を行なう。
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発表会とその準備:
- 2週間前までに、特別研究の仕事の主な部分について、結果を整理して
おく。
(1) 何について、(2) 何をして、(3) 結果がどうだったか
- 1週間前までに、発表の構成を練り、それにそって話が組み立てられるように、
疑問点などを調べたり、必要なデータを用意しておく。
- 発表会の1週間前から、具体的にポスターの内容を作り始める。
- 発表会の3日前から、実際にポスターを作り、声を出して発表の練習をする。
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ポスターの準備の為の注意:
- まず、発表の全体構想をよく練る。
主な結果が何で、それを説明するためにはどうすればよいか。
- 結果のグラフはどのようなものを載せるか、よく検討する。
- 説明は、途中で質問がなければ、
5~10分でできるように構成する。
- 話せることは限られているので、成果を全て発表しようとせずに、
何が重要かを考えて、それを中心に発表を組み立てる。
- ポスターの上部には、発表のタイトル、発表者名を書く。
- ポスター本体の構成は、
(i) 概要、
(ii) 背景と問題設定、
(iii) 研究対象、
(iv) 研究方法、
(v) 結果、
(vi) まとめと結論・展望
などを、それぞれに適切なタイトルをつけて、他の
部分と視覚的に区別できるように構成する。
- 概要:
発表の内容を2〜3行程度で簡潔にまとめる。
- 背景と問題設定:
初めて聞く人にも何を問題にしているか理解できるように、
具体的な現象などの例を挙げて背景や問題意識を提示する。
- 研究対象:
本研究の対象としている系や具体的モデル、問題にする物理量の説明。
- 研究方法:
数値シミュレーションや解析的方法など、
どのような方法で対象を調べたか。
- 結果:
得られた結果の中から、
主張したいことを理解してもらうために何が一番効果的かを良く吟味して、
焦点を絞って説明する。
- まとめと結論・展望:
主な結果、それから引き出される結論などを、
最初に説明した「問題設定」との対応を意識してまとめる。
残された問題やこれからの研究の方向性を述べる。
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その他の注意:
- ポスターの大きさは、ほぼA0程度。
- 字やグラフは、1.5mぐらい離れても無理なく読める大きさで書く。
- 初めて聞く他の4年生にも理解できるように、まとめる。
- ポスター準備する前に、構成、語句や式、図、グラフ、
イラストの配置などの下書きをして、
大事な点や論理構造がひと目で分かるようによく推敲する。
- 文字などはサインペンで書くか、
パワーポイントやTEXなどの適当なソフトウェアーを使って準備する。
- 字は丁寧に大き書く。
- グラフは、縦軸・横軸がはっきり分かるように示す。
データを効果的に提示するため、
一つのグラフにいくつかのプロットをまとめて表示する。
- 式は、詳しい導出よりも、その物理的な意味を中心に説明する。
- イラストや図、矢印を効果的に使って、文や式の表現を補う。